整体師 資格の総合情報

最近までは2012年までの焼き増し記事でしたが、それからはかなり忙しくなってしまいブログもしていなかった時期がありました。。。

この2015年は開業したＰＴさんに噛みついているようです。

今や、自分が開業しているのに・・・

「変な理学療法士たち」15/03/07

ＰＴももう飽和の状態なのか、それとも思考が飽和してしまっているのか、いろんなものが流行っていますねぇ。。。

残念ながらＰＴやＯＴでありながら整体師をされている人がものすごいことになっています。

医学や化学を棒に振り、医学の勉強を放棄して心理的な、どちらかというと神秘的な領域で素人の患者を煙に巻いて洗脳して小銭をお稼ぎになる輩がどんどんどんどん増えています。

うーーん、あの子たちが病院で結果が出せないのは、現代医学の問題ではなく、医師や薬剤師や検査技師と十分にディスカッションするコミュニケーション能力に欠けているだけじゃないかと思うんですけどねぇ。

　もしくは、たかが理学療法士が難治性の疾患に適応出来ると本気で思っている大ばか者か。

どちらでしょうか？

いまや、オステオパシーというと、頭蓋骨や硬膜の歪みがどうのこうのという世界になってしまっています。20数年前、僕がお勉強したときは、純粋にドイツ製のカイロプラクティックだったのですが、膜の歪みが取れればなんか違うことになるらしい。

まぁ後頸部の筋緊張が緩和すると緊張性頭痛は緩和するので、全身の緊張が落ちて、患者もなんか楽になったと感じたり、手や足が動かしやすくなったりするのは予想できますが、それってプラセボの域から出てないんですけど？半身浴や温泉とどこが違うんでしょう？だったら物理療法士として30年前にタイムスリップすればよろしい。温泉療法と同じ効果が出せるマッサージ師として重宝されることでしょう。

　僕が行うのは昔ながらの筋力増強訓練と関節可動域訓練、バランス訓練にアライメントの矯正です。あとは脳の回路を再構成するための加重訓練、これってただの反復訓練、東洋医学やカイロやマッサージや鍼灸を否定はしません。しかーーし、学問的な裏付けのない、コントロール群との比較で結果が出ていない方法で、いかにも効果があります的な宣伝文句でお金を取って施術するインチキ理学療法士がまぁ気持ち悪い。

　「保険診療で治らない患者を自由診療で施術する。」自己矛盾なんだよね。たくさんお金をかけられる保険診療で治らないなら、自由診療ではもっと治らないっつうの。どうしても治してあげたければ病名をどうにかすればいいし、それで治らないなら、治せる人に交代するか、病院を紹介してあげればいい。自分の拙い技術で素人をだまして自己満足させてるだけなこと、気づいてないんでしょう。

　僕の病院にもＰＴが起業した教え屋さんのコンサルタント業からのダイレクトメールが毎日のように届きます。プライドも自己勉強も捨てた後輩たちが落ちぶれるのを救ってあげられない僕たち世代にも責任はありますが、そもそもＰＴの資質のない子たちが、たくさん学校を建てたせいで、教官の資質のない子たちに教えられて世に出ているんですから、しょうがないですね。

　おそらく理学療法という仕事自体が国家資格がいらない認定資格になってしまいそうな質の落ち方で、早々にこの世界から立ち去りたいと思う今日この頃。

　変な療法、コーチング、整体まがいの国家資格保持者。。。うちの子たちだけはまともな医療者に育てて出ていこうと思います。

転載終了。

　ちなみに、開業したＰＴの僕ですが、していることは、アライメントの調整と筋腱の調整、筋力訓練と反復訓練の組み合わせで、臨床の頃と何にも変わりません。

　変わったのは、、、医療保険を使わないことと、僕が納得し、クライアントが納得するまで自由に時間が使える、ということです。あ、、、経営者も部下もいなくて、運営も自由に出来るってところでしょうか。

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